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2014年5月7日水曜日

アレルギー性結膜炎の原因になるハウスダストにはどんなものがありますか

Question
ハウスダストにはどんなものがありますか?

Answer

ハウスダストにはいろいろなものがあります。ほこりの中に混じって生きているダニ、ダニの死骸や糞、ヒトや動物のフケや毛、カビなどをも含みます。これらが無数のほこりとなって空中に舞い上がり、結膜にくっつくと結膜炎、鼻の粘膜にくっつくと鼻炎、吸い込むと気管支ぜんそくなどと、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。

この中で特に問題になるのがヒョウヒダニ属のコナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニです。ヒョウヒダニは、はんしょく温度が約25 ℃ 、湿度が70 ~80% の環境がもっとも繁殖しやすいといわれています。

最近の住まいは気密性の高いアルミサッシ窓が多く、冷暖房設備が整っています。ところがこの通気性の悪い環境がダニにとっては好都合で、特にじゅうたんは絶好の住み家になります。

まさに人間自らハウスダストをつくりだしているといってもよいでしょう。

ちょっとしたホコリや油汚れを落とすのに便利な「化学ぞうきん」というものがあります。これは不織布や紙あるいはモップなどに、界面活性剤と灯油の乳濁液(エマルション)を染み込ませて乾燥させたものです。 灯油に中性洗剤を数滴たらし、よく撹押して布に染み込ませれば、インスタントの化学ぞうきんがつくれます。

ただし臭うので室内では使わないこと、灯油が揮発するのでアレルギー体質の人も使わないほうが無難です。

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