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2014年5月18日日曜日

アトピー性皮膚炎の薬について

Question その1

お薬はどのように使えばいいでしょうか?

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薬は、診察を受けた時の皮膚の状態を医師が判断して、その状態にあわせたお薬が処方されているはずです。のみ薬とぬり薬を、まずは処方された指示通りに使用してください。ぬり薬の指示が1日1回であれば、体が温かく、うるおいが保たれている時ほど薬は効果を発揮しますので、入浴後に塗ってください。そのため、お薬は脱衣所の手の届きやすいところに置いておくのがいいでしょう。
お薬を塗りながら、モの時の自分の皮膚の状態を判断するようにしましょう。
  • 保湿剤は、皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を補強しますので、積極的に保湿を心がけましょう。保湿剤を塗ることで、ガサガサの皮膚と比べて爪の引っかかりが和らげられ、掻いてしまった時にできる皮膚の傷を少なくする効果があるとも感じています。
  • アトピーー性皮膚炎は、「とびひ」や「みずいぼ」、ときには「ヘルペス」などの感染症を合併することがあるので、いつもと違う症状がある場合にはすぐに診察を受けましょう。
  • 治療のために用いているぬり薬によって「かぶれ(接触皮膚炎)」を起こすことがあります。ぬり薬を使うことで、皮膚がかさついたり、赤みが生じるなど、皮膚の症状がむしろ悪化する場合は、必ず主治医に相談しましょう。特に、肌が敏感な方では、非ステロイド系消炎外用剤が、かぶれの原因となることがあります。

Question その2

ステロイド剤は副作用が心配

Answer

ステロイドには、肌の炎症を抑える作用の他に、ホルモン作用がありますので、長期間にわたって不適切に使用されると、ときに望ましくない副作用が生じることがあります。また、免疫抑制剤も、にきびやヘルペスなどの感染症を悪化させることがあります。しかし、こうした副作用が出ないように十分に注意しながら、医師は診察に当たっていますので、お薬は主治医の指示通り使用しましょう。心配なことがあれば、自分だけで悩まずに、主治医に相談してください。
特に、顔への外用は、医師の指示にしっかり従う
アトピー性皮膚炎で顔に症状が強くでる場合、白内障や網膜はく離などの目の病気が合併することがあります。かつては、外用するステロイドが原因だと考えられた時期もありましたが、今日では、目を強くこすったり、叩いたりすることが原因であることがわかってきました。こういった目の合併症は、ステロイドの副作用を恐れて、適切に外用できていない人に多いのが事実です。
アトピー性皮膚炎に効く水では酸性水が紹介されています。酸素水についてはこちらでいくつか紹介さています。

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