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2017年5月17日水曜日

[眠り方]睡眠と催眠術の違い

Question

睡眠と催眠術はどう逢うか?

睡眠は催眠術とどのように違うのでしょうか。同じように眠るということに関係があるように思うのですが…

Answer

たしかに、催眠術は「眠りを催す」と書きますが、催眠術は本来の睡眠ではありません。まったく、べつのものです。
この場合、むしろ、催眠術という言葉はよくないので、暗示術とでもいったほうがいいでしょう。催眠術はもともと、オーストリアのメスマーという医師によって実験されました。

動物を逆さまの姿勢にしておくと脳髄の血液循環が変化して、いつまでもそのままの姿勢を保っているところから、発見されたものです。
これをメスメリズムといい、動物催眠とも名づけられています。しかし、動物と人間とでは、はっきり区別しなければなりません。

人間の催眠は、術者との信頼関係のうえに成立するものです。そしてそれは、大脳新皮質に働きかけ、その意識の範囲を狭くすることによってかかります。つまり、眠らせるのではなく、眠りに似た状態(入眠時のようなうとうとした、半ば目覚め、半ば眠っている状態) をつくり、術者の思いどおりに操縦するというものです。

ところで、特別に催眠術などかけなくても、権威ある人の言葉とか、偉い先生の話などは、ある種の先入観によって、すべて正しいことだと感じられることがあります。

これもー種の催眠術であって、親が子に、先生が生徒に、有名新聞が読者にあたえる影響もやはり催眠の一種だと思っていいでしょう。この場合、権威に恐れを感じる私たちの心理状態が意識の範囲を狭くし、いわば入眠時と同じ状態をつくり出しているのです。235 また、よくある群集心理もこの種の催眠術だといえます。

群集の中では、人は意識の範囲が狭くなるので、この群集心理はきわめて力が強く、抵抗しがたいので、よほど意志の強い人でないかぎり呑みこまれてしまいます。これと同様に、人間は危険な状況に陥ったときにも、そのことにのみ注意が払われますから、意識の範囲が狭小になって暗示にかかりやすくなります。
いつも広い心を持ち、大きな世界を見渡す訓練をしていると、暗示にかかりにくくなり、操縦されることもなくなります。 不眠に関するQ&A – いらいらして寝付けない

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