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2017年10月9日月曜日

糖質をとらないと頭の働きが鈍くなるのでは?

Question

糖質をとらないと頭の働きが鈍くなるのでは?

Answer

結論からいえば、それはまったくの誤解です。その誤解はおそらく「脳はブドウ糖しかエネルギー源に使うことができない」という思い込みに由来しているのだと思います。

糖質は体内で消化されると、ブドウ糖に変わり吸収されます。このブドウ糖はかちだの基本的なエネルギー源。糖質摂取開始後3~4時間は脳をはじめ、心臓、筋肉など多くのところでブドウ糖が使われています。

とくに脳は大量のエネルギーを使うため、ブドウ糖の消費量も多くなります。したがって糖質オフによってブドウ糖の供給が少なくなれば、それだけ頭の働きも鈍くなる… と考えてしまうわけです。

これが誤解だと断言できるのは、糖質制限食で高血糖は正常に改善しますが、肝臓でブドウ糖をつくるので、そもそも低血糖にはならないからです。

さらに脳はブドウ糖以外の物質もエネルギーに使うことができるからです。そのもうひとつのエネルギー源となるものが「ケトン体」。脂質から生まれる物質です。

ケトン体が脳の良質なエネルギー源になるということは、まだまだ知られていません。医師であっても、その大半が知らないといってもいいでしょう。

いまだに「脳がエネルギー源に使えるのはブドウ糖だけ」といっている医師が数多くいるほどなのです。しかしケトン体は脳の関所となる「血液脳関門」を通ることができます。なお脳がケトン体を使えるということは、生化学の権威ある教科書『ハーバー・生化学』にもきちんと記されています。

糖質を制限すれば脂肪が燃えやすいからだになります。それにともななってケトン体の量も増えるので、糖質制限食実践中は、脳はケトン体とブドウ糖の両方をしっかりエネルギー源として利用しています。

糖質オフ健康法を試した人たちからは「仕事への集中力と持続力が高まった」という声も多く聞きます。

糖質オフは頭の働きを鈍くするどころか、逆に冴えた頭にしくれるといってもいいのです。

糖質制限食はこちら。

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