Question
栄養バランスが乱れませんか?Answer
糖質制限食にすると栄養に偏りが出るというのは古い常識にとらわれた考え方だと断言できます。いや、古いというよりも「今の高糖質食の歴史は新し過ぎて根拠がない」といったほうがいいでしょうか。
食生活のスタイルとしては糖質制限食のほうがだんぜん古く、約700万年の歴史があります。
穀物(糖質) を大量にとるようになってからはわずか1万年です。つまり、今の糖質をふんだんにとる食事のほうが人類本来の食生活からみると常識はずれ。偏った栄養のとり方だといえます。
人類の長い歴史から見ると、現在の食生活スタイルは「瞬間的なブーム」とさえいっていいほど。新し過ぎて根拠がないとは、そういう意味です。
従来、医師や栄養士は糖尿病患者に対して糖質60%、脂質20%、ひさやまたんばく質20%のカロリー制限食をすすめてきました。
福岡県久山町では、1988年に行なわれた健康調査のあと、糖尿病発症予防のために糖質60 %の食事を徹底的に指導しました。しかしその14年間に及ぷ多大な努力にもかかわらず、2002年の健康調査では、糖尿病患者は減るどころか大幅に増えたのです。
また1970年代、アメリカでは肥満を減らそうと国をあげて脂肪の摂取率を抑える努力を始めました。その努力は実り、30年間で脂肪摂取率は減りました。では肝心の肥満率は?
なんと倍増したのです。糖尿病に至っては、10年間で2.5倍に増えました。理由は明らかで、脂肪を減らした代わりに糖葺の摂取率を増やしたからです。
女性のなかには糖質制限食で骨粗鬆症にならないかと心配される方もいます。牛乳は骨粗鬆症の予防に必要なカルシウムを多く含みますが、いっぽうで糖質も多く、それを制限されるためですね。
でも、小魚や干しエビ、大豆、チーズ類などでカルシウムは十分に補給できます。これらは糖質オフ食品なので大丈夫です。
糖質をオフにする糖質制限食と糖質を60 パーセントもとることをすすめるカロリー抑制限食。どちらが栄養のバランスを欠いているかは一目瞭然です。 糖質制限食はこちら。
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