Question
骨粗鬆症にはならない?Answer
骨粗鬆症は、加齢などにともなって骨がもろくなる病気で、とくに更年期以降の女性に多くみられます。
ふだんからよく歩き、カルシウムを十分に摂ることが一番の予防法ですが、牛乳は糖質を多く含むので、糖質制限食では注意食品です。
そのため骨粗鬆症の心配をされる方もおられます。しかし、牛乳以外でも、糖質制限OK食材のなかにはカルシウムが豊富なものがたくさんあります。
小魚、干しエビ、海藻、大豆、チーズ類、ナッツ類などをバランスよく食べていれば、カルシウムは充分に補えます。また、高タンパク食を続けると、骨粗鬆症になりやすいという説があります。
一方で高タンパク食が骨粗鬆症の予防や、大腿骨頭骨折の予防に有効という研究もたくさんありました。世界中で30年以上論争が続いてきました。
しかし、この論争に決着をつけるような研究論文が2002年に発表されました。572人の女性と388人の男性(55〜92歳)を4年間観察した研究です。その結果は、女性では動物性タンパク質を摂ると骨粗鬆症が予防できる可能性が高まりました。男性では、予防できるかどうかわかりませんが、少なくとも骨粗鬆症の悪化はありませんでした。
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