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2017年4月28日金曜日

朝型と夜型ではどちらがいいのでしょうか?

Question

朝型と夜型ではどちらがいいのでしょうか? 私は大学入試をひかえた受験生ですが、試験が近くなるとどうしても夜どおし勉強することになり、徹夜しないまでも、早朝、しらじらと明けそめるころまで起きています。

それで、1週間でも2週間でも毎日のように遅くまで勉強するのですが、はたして夜中に勉強するのと朝早く起きてするのとでは、どちらが能率が上がるのでしょうか。

Answer

夜中の勉強は、誰もが経験することです。私もずいぶん長いあいだ、そうした生活をしてきました。しかし、大脳生理学上からいうと、それには賛成できません。大脳が働くためには、興奮化学伝達物質と抑制化学伝達物質という二つの物質の働きが必要です。

これらの物質は、大脳では昼間の活動で失われ、夜眠っているうちにつくられるのです。理論上からも実際上からも、夜はぐっすり眠って朝早く起きて勉強するのが最ももよいことになります。

よく、「夜の2時間は朝の20分にしか値しない」といわれるのは、この意味なのです。生理学的な事実を無視して、いたずらに遅くまで勉強しても能率は上がりません。したがって、早く寝て、朝早く起きて勉強するように切り換えたらどうでしょうか。

きっと勉強がスムーズに進むと思いますし、そのほうが健康的です。


質の高い睡眠(短深眠法)

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