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2018年2月14日水曜日

お茶やジュースで飲んではいけないのは?

Question

お茶やジュースで飲んではいけないのは?

Answer

外出先で薬を飲むときなど、近くに水道がないからといってお茶やジュースで薬を飲む人がいますが、これはたいへん危険です。

薬は水か白湯で飲むのが原則とされていますが、これは、ほとんどの薬が水か白湯で飲むことを前提に製造されているからです。

お茶やジュースで薬を飲んではいけない、というのは、薬に含まれている成分とお茶やジュースに含まれている成分が化学反応を起こして、薬が効かなくなったり、あるいは副作用が強くなったりすることがあるからです。

たとえば、オレンジジュースなどの果汁入りのジュースは酸性ですが、アルカリ性の薬を酸性の飲み物で飲むと薬の成分が変化してしまいます。
グレープフルーツジュースも危険です。グレープフルーツジュースで一部の血圧降下薬や抗生物質を飲むと、薬の効果がなくなるだけでなく、有害作用が起きることがわかっています。

お茶やコーヒーも同じです。たとえば、血液の尿素を下げる薬とお茶やコーヒーをぜんそく一緒に飲むと、カフェインの影響で薬の作用が抑制されます。また、気管支喘息治療薬と一緒に飲むと、イライラ、不眠などの副作用が強まります。

このように水以外のもので薬を飲むと、薬の効果がなくなるだけでなく、薬が「毒」に変わってしまうこともあります。特に医者から指示がないかぎりは、薬は必ず水か白湯で飲むようにしてください。

 https://kusiri-guide.com/

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