Question
ただの風邪で何種類もの風邪がでるのはどうして?Answer
ただの風邪でも病院に行くと4種類、5種類といった大量の薬を出されることがありますが、これにはちやんと理由があります。患者の立場では「ただの風邪なんだから風邪薬だけでいいのに」と思うでしょうが、医者の立場ではそうもいきません。というと、「ははーん、薬代で稼いでいるんだな」と思うかもしれませんが、それも違います。おそらく、みなさんが風邪薬としてもらっているのは、熱があれば解熱薬、頭が痛ければ頭痛薬、咳が激しい場合は咳止め、そして、熱で体力を消耗させないためのビタミンC、これらの薬による胃腸障害などの副作用を予防する胃腸薬だと思いますが、これらの薬はどれも風邪による症状を緩和させるためのもので、風邪を根本的に治す成分などは入っていません。
なぜ、医者がそのような薬を出すのかというと、実はそもそも「風邪そのものを治す薬」というものがこの世に存在しないからです。「そんなバカな」と思うでしょうが、これは薬というものを理解する上で非常に大切なことです。
何種類も薬をもらうと、「ああ、これで風邪が治る」という気持ちになりますが、これは気持ちの問題。本当は風邪による症状が緩和するだけで、風邪そのものが薬で治るわけではありません。
風邪を治すのは、もともと人間の身体に備わっている自然治癒力です。薬はあくまでも補助的な役割を果たしているにすぎません。風邪をひいたと医者にいうと「薬を飲んで安静に」といわれますが、大切なのは「薬を飲んで」ではなく「安静に」のほうです。何種類の薬を飲んでも安静にしていなければ、いつまで経っても風邪は治りません。
逆に、滋養に富んだものを食べて安静にしていれば、特別なことなどしなくても風邪は自然に治るものです。
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