ページ

2018年3月19日月曜日

田舎に帰ると花粉症が治ってしまうのは?

Question

田舎に帰ると花粉症が治ってしまうのは?

Answer

田舎に帰ると花粉症か謝意 「東京で暮らしていたときは、毎年、花粉症に悩まされていたけど、田舎に帰ったらピタリと治った」という人はけっこういます。

草も木もないコンクリートジャングル の東京では花粉症になるのに、緑に囲まれた田舎では大丈夫というのはへンな話です が、この話を開いておかしいと思うのは、花粉症を「スギ花粉」による病気だと勘違 いしているからです。

 というと、「えっ、違うの? 」という声が聞こえてきそうですが、花粉症がスギ花 粉によって引き起こされる病気でないことはさまざまなデータからも明らかです。 では、何が原因かというと、もっとも有力なのはディーゼル車の排気ガスです。

デ ィーゼル車の排気ガスの中に含まれているディーゼル排気微粒子(DEP) が、アレ ルギーを起こすという物質の生産を増強することが、最近の研究で証明され ています。

また、スギ花粉の飛散状態は同じでも、交通量の少ない地域と多い地域で  は罹患率が違うというデータもあります。

そもそも、日本で花粉症が増えはじめたのは1970年代に入ってからですが、本 当に花粉症の原因がスギ花粉なら、大正時代や、明治時代、いや、縄文時代から花粉 症はあったはずです。

花粉症については、まだまだ解明されていないこともたくさん ありますが、いずれにせよスギ花粉が原因でないことは明らかです。 ディーゼル車の排気ガスが原因だというと、「ディーゼル車を規制すればいい」ということになりますが、ことはそう単純ではありません。

ヨーロッパではここ数年、ディーゼル車が急速に増えていますが、かといって花粉症は増えていないからです。なぜ、ヨーロッパでは花粉症が増えないかというと、おそらく日本とは違った軽油を使っているからでしょう。

ディーゼル車はガソリンではなく軽油で走りますが、ヨーロッパで使われている軽油は日本で使われている軽油よりも硫黄分が少なく、DEP が排出されないようになっています。これが、ヨーロッパでは花粉症が少ない理由といわれています。

ヨーロッパでディーゼル車が増えているのは、ディーゼル車のほうがガソリン車よりも炭酸ガスの排出量が少なく、地球温暖化対策になるからです。

日本ではディーゼル車の規制を強化する動きが強まっていますが、単にディーゼル車を規制するのでなく、軽油の問題にもメスを入れるべきではないのでしょうか。

ともあれ、日本では毎年、スギ花粉症だけで3000億円の医療費が使われています。医療費を削減するためにも、何らかの対策をとってもらいたいものです。

https://1088note.com/memo_note/

0 件のコメント:

コメントを投稿