Question
毎日8時間睡眠を取らなくても大丈夫Answer
睡眠時間は8時間」が「標準」とされていますが、この「8時間」という数字に医学的な根拠はありません。医学の世界では、睡眠は脳波によって判断します。人間が眠っているときの脳波を調べると、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返しているのがわかります。繰り返しの周期は約90分から100分です。
自然に目が覚めるのは4回目のレム睡眠の初期か、5 回目のノンレム睡眠の初期ですが、心身の疲労は最初の3 回分くらい、時間にすると5 ~6時間で回復するといわれています。
ですから、「8時間」も必要はありません。大切なのは「何時間寝ないといけない」と考えずに自分にあった睡眠時間をみつけることです。最近はストレスから不眠症になる人が増えていますが、「眠れなければ、眠らなくてもいい」という気楽な気持ちでいるほうがかえってよく眠れたりするものです。
また、本人は「一睡もしていない」と感じていても、脳波を調べると眠っていることがけっこうありますから、あまり不眠症と思わないほうがいいでしょう。いずれにせよ、精神安定剤や睡眠薬は「最後の手段」と思ってください。
これらの薬には依存性という副作用があるものが多いからです。はじめはよくても、そのうち薬を飲まないと眠れなくなってしまう恐れがありますから、どうしても必要な場合は医師に相談し、指示を守って飲むようにしてください。
ちなみに、「子供には昼寝が必要」といいますが、これも個人差があります。昼寝をしなくても心配する必要はありません。無理に寝かせようとするとかえつてストレスになります。
質のいい睡眠のためには頭の疲れより体の疲れが大事
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