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2018年4月2日月曜日

熱すぎるお風呂は体によくない

Question

熱すぎるお風呂は体によくない

Answer

「健康な身体づくりは毎日の生活習慣から」というと、「食生活の改善」や「運動不足の解消」ばかりが話題になりますが、日本人にはもう1つ重要な生活習慣があることを忘れてはいけません。

何かというとお風呂です。昔から温泉療法がありますが、入浴は健康な身体をつくるうえでも非常に重要です。そこで、身体にいい湯加減、つまり、お湯の温度はどのくらいかというと、夜に入るお風呂ならぬるめのほうがベターです。

「風呂は熱いほうが気持ちがいい」「熱くないと入った気がしない」という人もたくさんいますが、健康のことを考えると熱いお風呂はおすすめできません。

熱いお風呂がおすすめできない理由はいくつかあります。1つは心臓への負担です。熱いお風呂に入ると血管が拡張するので心臓は血液を余計に送り出さなくてはならなくなります。

また、熱いお風呂に入るとそれだけで血圧も上がります。このように心臓に負担がかかると、「疲れをとる」ためにお風呂に入っても、逆に身体は疲れてしまいます。特に高血圧の人や心臓病の人は気をつけてください。

2つ目は、湯冷めです。熱いお風呂の好きな人はぬるめのお風呂に入ると、「これじゃあ、湯冷めしちゃうよ」などといいますが、実はこれは反対です。熱いお風呂に入るとすぐに汗が噴き出すので「温まった」ような気になりますが、汗は出ていても身体のシンまで温まっているとは限りません。しかし、本人は温まった気になりますので、すぐに湯船を出てしまいます。お湯が熱いほど湯冷めをしてしまうのはそのためです。

特に冬は湯冷めが早くなるので注意してください。身体の疲れをとるにはぬるめのお風呂につかり、汗が出るまでゆっくりするのが一番です。温度としては39度くらいを目安にするといいでしょう。
https://constipation-guide.net/cold/?p=188

また、お風呂から出たり入ったりする反復入浴を行うと、血液中に酸素がたくさんとりこまれるので保温効果もよくなります。ただし、以上は夜のお風呂についての話で、朝風呂になると事情が変わります。

朝の入浴は熟めのお揚がおすすめです。熟めのお湯は交感神経を刺激するので、頭がスッキリし、また気分も高揚してきます。

もっとも、長風呂をするとやはり身体が疲れますから、朝風呂はサッと入浴するようにしてください。また、「食事とお風呂はどっちを先にしたほうがいいか」ということもよく問題になりますが、健康のことを考えると食前のほうがベターです。食事の後にすぐお風呂に入ると、やはり心臓に負担がかかります。食後に入るのなら、食事から1時間半ほどたってからにしてください。

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