ページ

2018年12月5日水曜日

何を食べるかで腸内フローラを変えられる

Question

何を食べるかで腸内フローラを変えられる

Answer

一卵性双生児でも、腸内フローラは大きく違います。腸内フローラが変わると、遺伝の影響も変わります

Answer

基本のベースができるのは離乳期ですが、善玉菌・悪玉菌の割合は刻々と変わります

外見が一人ひとり違うように、腸内フローラもひとりひとり違います。では、どうやって腸内フローラはできるのでしょうか?

生まれる前、お母さんの体内にいる間は、じつは無菌で腸内紳菌は一匹も棲みついていません。産道を通って生まれ出てくるときに、母親の膣内にいる細菌が口や鼻から入ってきて、腸内フローラの形成がはじまるのです。

だから、自然分娩で生まれた赤ちゃんのはうが、お母さんの腸内細菌を受け継いでいます。その後、母親をはじめとした家族や医療関係者との接触、あるいは食べたもの、生活環境のなかでいろいろな紳菌と触れ合うことで、腸内に棲みつく菌も増えていきます。

赤ちゃんって、いろいろなものを手に取ってなめたり、ロに入れちゃったりしますよね。そうやって腸内細菌候補が集まっていくのです。ただ、ロから入ってきた細菌がすべてその人の腸内細菌として定着するわけではありません。ちゃんと選んでいるそうです。

そして離乳期のころには、その人のオリジナルの腸内フローラができあがります。そのときにできあがった腸内フローラベースになり、腸内細菌の種類は一生はぼ変わらないということです。

物心がつくだいぶ前、自分ではどうしようもないところで腸内フローラはすでにできあがっているわけですが、必ず良いものももらっています。
たとえば、幼少期にべットと暮らしていた人はど、アレルギーが出にくいという報告があります。その一因として、ペットと触れ合うことでアレルギーを抑えてくれる善玉の腸内紳菌をもらうからと考えられていますが、その菌がない人が不幸かというとそうとも限りません。
その菌をもらっていない代わりに、はかの良い腸内紳菌をもらっているはずだからです。

たとえば、ある腸内細菌は「エクオール」という物質をつくるのですが、これは女性ホルモンに似た構造をしていて、肌の健康を保ったり骨密度の低下を抑えたり、女性ホルモンの働きをサポートしてくれています。ところが、このありがたいエクオールをつくってくれる腸内細菌は、誰でも持っているわけではありません。持っている人と持っていない人がいる。だいたい2人に1人だそうです。

だから、前述のアレルギーを抑えてくれる腸内紳菌は持っていなくてもエクオールを作ってくれる腸内細菌は持っているかもしれないし、その逆かもしれません。ここに挙げたのはほんの一例ですが、そんな風に、悪いところもあれば良いところも絶対にあるものです。

それに何より、離乳期に腸内フローラのベースは決まるとはいえ、「善玉の腸内細菌を増やしていくか」は、その後の生活しだいです。

先はど、「太っているマウスとやせているマウスでは腸内フローラの傾向が違う」のですが、このことは人でも同じですが、さらにこんなことも分かっています。

太っている人が食事に気をつけて体重を減らしたら、腸内フローラも良い方向に変わったのです。つまり、生活習慣しだいで変えられるということ。しかも、たった1日のなかでも刻々と変化しているとも言われています。

花壇に同じ種をまいても、同じように芽が出て花が咲くとは限りませんよね。肥料を与えたり、定期的に水やりをしたり、ちゃんと手入れをしなければ育たない。腸内フローラもそれと同じで、最初に植えた種(腸内細菌) は同じでも、その後の手入れ(食生活なぼの生活習慣) しだいで、どんなお花畑になるかは変わります。

腸内フローラを整えるために便秘は解消しておかなければいけません。まずはイサゴールで!

0 件のコメント:

コメントを投稿