Question
食品ラベルの「炭水化物」「糖質」「糖類」はどう違う?Answer
日本では、健康増進法で定められた栄養表示基準というのがあって、食品メーカーはこの基準に従って栄養成分を表示しています。
その際の基本表示は「エネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウム」の5成分表示とされています。このうち、糖質の含有量を確認するときは、グラム当たりの炭水化物量をチェックします。炭水化物・糖質・糖類の関係は、次のようにまとめることができます。
- 栄養表示基準上は、タンパク質や脂質、灰分(ミネラル分)のいずれにも分類され
ないものは炭水化物に計算 - 炭水化物=糖質+食物繊維
- 糖質=糖類+ 糖アルコール+3糖類以上+合成甘味料
- 糖類=単糖類+2糖類
食品100 g中の炭水化物を表示するとき、基準にのっとれば、炭水化物=100g-(水分+ タンパク質+ 脂質+ 灰分)となります。
つまり、栄養表示上は、タンパク質、脂質、灰分のいずれにも分類されないものは、炭水化物に計算されます。合成甘味料が糖質に分類されるのは何だか変ですが、炭水化物・糖質の栄養表示基準の定義に従えばそうなるようです。
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